Proximity operation
Formation Keeping Control for Deorbiting an Uncooperative Satellite by Laser Ablation
レーザ搭載衛星によるスペースデブリ除去を想定した相対軌道設計の研究に取り組んでいます.
軌道上でレーザ搭載衛星がスペースデブリへレーザパルスを照射し,アブレーション推力を発生させスペースデブリの軌道を降下させます.この際,スペースデブリがレーザ搭載衛星から離れてしまうため,レーザ搭載衛星は電気推進による推力を用いて追従し,レーザ照射が可能な相対軌道を維持する制御が必要となります.そのため,[1]では相対軌道要素(Relative Orbital Elements, ROE)を用いた相対軌道制御手法を提案しました.
Adaptive Relative Orbit Control
低軌道のADRでは,レーザ搭載衛星とデブリそれぞれに作用する大気抵抗の差(differential drag)があります.それによって両者の位置関係は想定と異なったものになります.大気抵抗を補償する制御を行えば良いのですが,大気密度には不確実性が伴います.またレーザーアブレーション推力の不確実性の考慮も必要です.そこで,両者の不確実性をスパースガウス過程回帰によって推定し,大気密度もしくはレーザーアブレーションの不確実性に対して適応的に相対軌道を制御する手法を提案しました.[2]
keywords: Relative Motion, Formation Flying, Control, Space Debris
ref.